1型糖尿病 40代男性 障害厚生年金3級
概要
平成26年夏に受けた人間ドックでHbA1cが10.6%の異常値を示し、糖尿病の可能性を示唆された。
すぐに糖尿病を診て貰える内科を受診するように言われ、近医を受診。
検査したところ、緩徐進行1型糖尿病と診断された。
インスリン療法が開始され、定期的に通院するようになった。
現在も定期的に通院し経過観察を行っている。
インスリン注射での治療も継続中である。
A1cは8%台が常態化。高血糖は毎日起きている。
水分を沢山摂るのでトイレに行く回数が多い。
原因不明の低血糖が起こる事もあり、予測がつかない血糖値に振り回されている。
令和5年1月に障害厚生年金の請求を行う。
結果、障害厚生年金3級(遡及請求)が認められた。担当者コメント
今回は遡及請求で認められました。
(参考記事:障害認定日による請求(遡及請求))
初回面談時、障害認定日時点のご状態について情報が不足しており、障害状態に該当するか不明でしたが・・
ご依頼を受任後、調査を行ったところ、障害認定日時点のご状態は障害等級3級の要件を満たす可能性が高い事を確認。結果、障害厚生年金3級の支給が決定。
5年分の障害年金が支給される事になりました。
遡及請求を行うには、いくつかの条件を満たす必要があるため難易度が上がります。
今回の事例では、請求に必要となる情報が病院に全て揃っていた事が奏功しました。