若年性アルツハイマー 50代男性 障害厚生年金2級
概要
令和2年春頃より物忘れを自覚。
仕事にも影響が出るようになったため、1度詳しい検査を受けようと思い脳神経外科がある病院を受診した。
精密検査を受けたところ、両側後頭葉集積低下・両側海馬の萎縮が見られた事から若年性アルツハイマーと診断された。
治療を受ける事になり、ドネベジルが処方された。
その後しばらくは症状悪化する事がなかったものの、令和3年春頃から症状が進行。
焦燥感といらつき・記憶障害の症状により、仕事でミスする事が増えるようになった。
その後も状態は緩徐に悪化。
休職せざるを得ない状態になり、現時点においても仕事復帰の目途は立っていない。
現在、要介護1の認定を受け、訪問介護のサービスを受けている。
日常生活、身の回りのことは常に声掛けが必要。
知人の援助があってなんとか行っている状態である。
本人の病識が乏しいため、周囲の苦労は絶えない。
令和5年10月に障害厚生年金の請求を行う。
結果、障害厚生年金2級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
請求人のご友人からご相談いただき受任致しました。
ご病気の特性上、ご自身で請求手続きを行うのが困難なケースがございます。
本事例の請求人も見当識障害・即時記憶に障害が見られた事から、ご自身で行われるのは難しく・・
請求人のご友人が、請求人と当方との間に入っていただき請求手続きを進めました。
病歴・就労状況等申立書はご友人からヒアリングした内容をもとに作成。
ご友人が請求人の過去のご状態についても正確に記憶されており、病歴をまとめるのに大変助かりました。
ご協力いただいたご友人に心から感謝しております。