劇症1型糖尿病 30代男性 障害厚生年金3級
概要
平成28年7月頃から吐き気、喉の渇き、頻尿などの症状があった。
ある朝、腰の激痛で動けなくなり救急搬送。
精査の結果、血糖値931と著明に高く、
極めて重篤な糖尿病性ケトアシドーシスの診断により集中治療室にて緊急入院となった。医師からは劇症1型糖尿病であると告げられた。
退院後はSAP療法を導入。
現在も継続してSAP療法継続中である。
インスリン分泌が枯渇しており、血糖コントロールが難しい。
高血糖時は意識が朦朧として頭が働かない。
また、低血糖時には異常な空腹感と激しい寒気、震えが止まらない状態になる。
即時にブドウ糖摂取するもすぐに正常に戻らないため、仕事に支障が生じている。今後も闘病生活となり、合併症の発症にも注意が必要である事から将来の不安は大きいものとなっている。
障害厚生年金の請求を行い、
結果、障害厚生年金3級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
過去にご自身で請求を行い不支給。
今回再請求を行いました。
不支給時の診断書を拝見したところ、検査数値は認定基準で定めるCペプチド0.3ng/mL未満の条件を満たしておりましたが、その他の記載内容に不備があることを発見。
不支給となった要因は、その記載内容によるものと考えられました。
そのため、再請求時は特に診断書の記載内容に注意して請求準備を進めました。
書類の整備を徹底し、請求。
無事障害厚生年金3級の受給権を得る事が出来ました。
ちょっとした見落としで不支給もあり得るのが障害年金の怖いところです。
請求時の書類は細部までしっかりチェックするようになさってくださいね。