障害年金の「更新」とは何ですか?
障害年金の「更新」とは・・?
障害年金の受給をされているほとんどの方は、
定期的に更新手続が必要となります。更新とは、病状が変動する可能性のある方を対象に行われる手続の事で、
一定期間ごと診断書を提出し、障害状態の審査をされる事をいいます。障害年金の認定には、「永久認定」と「有期認定」があります。
□永久認定
「永久認定」とは、
肢体の切断など症状が固定して変化する事がないと認定された場合が該当します。
更新手続は不要です。□有期認定
「有期認定」とは、
内臓疾患や精神障害など症状が変動する可能性があると認定された場合が該当し、
更新手続が必要となります。人それぞれ更新期間は異なり、
1年~5年のいずれかで決定されます。更新期間を確認するには・・?
支給決定時に届いた年金証書を確認してください。
書類の右下に「次回診断書提出年月」が書かれていたら有期認定、
「**年**月」と記載されていたら永久認定です。更新期間の流れについて
有期認定の更新月は受給者のお誕生日月です。
更新月の3ヶ月前の月末頃に年金機構から「障害状態確認届」という診断書が送られてきます。
受給者はこれを医師に作成してもらい、
更新月の月末までに提出しなければなりません。審査結果は、提出してから約3ヶ月後に通知が届きます。
等級に変更がない場合は「次回の診断書提出についてのお知らせ」、
等級に変更がある場合は「支給額変更通知書」が送られてきます。更新手続の留意点
更新時には、現在の日常生活や就労に関する状況を医師に詳しく伝える事が大切です。
就労されているのであれば、周囲からどのような援助を受けているのか、
日常生活上ではどのような事に不自由さを感じているのか等をまとめたメモを医師に渡しておくと良いでしょう。
病状を正確に記入してもらうために有効です。前回診断書を書いてもらった医師と、
今回の更新で作成を依頼する医師が異なる場合もあるかと思います。
そのような時は前回提出した診断書の控えを取っているのであれば、
そちらを医師に渡してください。
更新の診断書を作成してもらううえで参考資料となります。医師に診断書を作成してもらったら、
ご自身の状態が正確に反映されているか、
必ず書かれている内容を確認してから提出するようにしてください。
また診断書の控は忘れずに取っておきましょう。