1型糖尿病 40代男性 障害厚生年金3級
概要
33歳の時、原因不明の高熱が出た。
それから約1年で体重が20kg落ちたところ、春と秋に行った会社の健康診断で異常が見つかった。
(尿糖・血糖値など)要検査と判定され病院を受診する事にした。
受診した病院で最初に受けた診断名は2型糖尿病。
しかしその後行ったブドウ糖負荷試験で1型糖尿病である事が判明。
以後定期的に受診し経過観察を行う事となった。
現在も継続して治療を受けているが、状態は芳しくない。
週によって血糖値の乱高下が激しい。
落ち着いたと思ったらまた乱高下をぶり返す。
朝の血糖値が70~80でも、朝食後、一気に250まで上昇する。
インスリンを投与しても効きが遅い。
また効いてきたと思ったら、今度は逆に効きすぎて低血糖になる等、血糖値の変動が大きい。
職場で300近くまで上がる事もあり、追加でインスリンを投与するも低血糖になるまで血糖値が下がり、調整がうまくいかない。
令和4年11月に障害厚生年金の請求を行う。
結果、障害厚生年金3級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
主治医より障害年金の話があり、請求を検討しているとの事でご相談いただきました。
医療機関側から障害年金の案内があるのは、1型糖尿病では珍しいケースです。
そもそも障害年金の制度自体知らない医師や、制度自体は聞いた事があっても、
・1型糖尿病は障害年金の対象にならない
・障害年金は寝たきりの人しか貰えないといった、誤解や偏見を持たれている医師も少なからずいらっしゃいます。
そんな中で障害年金の正しい知識を持つ医師が担当医であったご依頼者さまは幸運だったと思います。
障害年金の請求手続自体は、特段問題なく進み、ご依頼いただいてから約1ヶ月で提出完了。
3ヶ月後に年金証書がご依頼者さまのもとへ届きました。
無事受給権が認められて安堵した次第です。