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  • 1型糖尿病 30代男性 障害厚生年金3級

    2025.8.15傷病の種類: その他, 請求の種類: 事後重症請求

    概要

    平成26年冬、急性膵炎で緊急入院。

    初診時に血糖値300超・HbA1c12%と高く、2型糖尿病と診断されインスリン治療を開始した。

    膵炎改善後もインスリン依存状態にあったため、平成28年初夏、精査加療目的で入院。

    検査の結果1型糖尿病と確定診断がついた。

    以後継続してインスリン療法を受けている。

     

    現在低血糖は3日に1回の頻度で起きている。

    自覚症状は血糖値60以下で発生。

    冷や汗(脂汗)・手の震え・目の焦点が合わないなどが主な症状。

    昼食後・深夜に低血糖が起きやすい。

    深夜に低血糖が起きると1時間近く回復しないので、翌朝は寝不足状態で寝た気がしない。

    高血糖は低血糖時に補食する事の反動で起きやすい。

    16時~17時台に250~300近くまで血糖値が上がる。

    高血糖になると身体のだるさ・ボーっとする感覚があり、ノボラビットを追加打ちして血糖値を下げるようにしている。

     

    令和7年3月に障害厚生年金の請求を行う。
    結果、障害厚生年金3級(事後重症請求)が認められた。

     

    担当者コメント

    障害年金は請求傷病の初診日を起点として請求手続を進めます。

    請求人の請求傷病である1型糖尿病の確定診断を受けたのは平成28年。

    平成28年以前は2型糖尿病で治療を受けられていました。

    初診日は、
    【症状を自覚して初めて医療機関を受診した日】
    と定義付けられています。

    こちらを請求人のケースに当てはめると・・・

    平成26年に急性膵炎で入院された初診時点において既に血糖値300超・HbA1c12%台と糖尿病の症状があらわれている事が確認できます。

    請求人の主治医も、
    【急性膵炎前に糖尿病を発症して気づかなかったものが、急性膵炎により加速したのではないか】
    との見解であった事から初診日は平成26年の急性膵炎入院時として請求手続を行いました。

    結果、障害厚生年金3級が決定。

    初診日はこちらが主張する平成26年の急性膵炎時と判断され、無事障害厚生年金の受給権が得られました。

     


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