1型糖尿病 20代男性 障害厚生年金3級
概要
令和4年初夏、トイレが近くなり、夜間に3回くらい起きるようになった。
調べたところ腎盂腎炎の症状に似ていたので腎臓内科で診て貰った方が良いと思い、病院を受診する事にした。
病院で検査を受けたところ、HbA1c・血糖値が異常値を示した。
担当した医師から「これは糖尿病だからウチでは診れない」と言われ専門病院を紹介された。
紹介先の病院で1型糖尿病と確定診断を受け、入院治療開始。
退院後は外来で経過観察を行う事になった。
以後、現在に至るまで通院継続中。
現在、低血糖は週に2~3回あり、血糖値70未満で自覚症状がある。
手が震える、ソワソワする感じ、舌がもつれる、が主な症状。
グルコースを常備しており、低血糖時に補食している。
高血糖はほぼ毎日で、400を超える事もある。
手のしびれが主な症状(グーパーが出来ない)。
リブレで血糖値を常時確認し高血糖になっている事が分かると追加でインスリン投与し血糖値を下げるようにしている。
令和6年12月に障害厚生年金の請求を行う。
結果、障害厚生年金3級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
現在の主治医から障害年金の請求を行うよう勧められ、当方に請求代理のご依頼をいただきました。
ご病歴2年と、発病後間もないタイミングで障害年金のご案内を受けられたのは良かったと思います。
発病後、10年以上経過してようやく障害年金について案内を受ける事が出来たという方もおられますので。。
最近は本事例のように、医師から障害年金について案内された、請求を勧められたという方からのご相談が多く寄せられます。
これは良い兆候だなと個人的に感じております。
行政の周知が中々患者に行き届かない現状ではありますが、こうして1人でも多くの医師が障害年金の制度を知っているだけで救われる患者は大勢います。
今後もそのような医師が増えてくれる事を願いつつ、私個人も障害年金の制度の周知に邁進していきたいと感じた次第です。