脊髄小脳変性症 30代女性 障害基礎年金2級
概要
平成15年の冬から眩暈と吐気を繰り返すようになった。
内科を受診したものの診断はつかず。
眼振があった事から耳鼻科を紹介された。
そこで薬を処方されたが服用しても良くならなかった。
その後も眩暈が気になる度に病院を受診。
だが原因は分からないと言われ続けた。
平成22年の冬、再度耳鼻咽喉科を受診。
中枢性の眩暈の疑いがあると言われ、
脳神経内科を紹介された。検査の結果、脊髄小脳変性症の疑いがあると言われた。
確定診断とはならなかったが、
経過観察のため定期的に病院を受診する事になった。平成29年のMRI検査にて、
小脳の萎縮が見られた事から脊髄小脳変性症と確定診断。投薬治療を受け始めたが、
症状は緩徐に進行していった。請求日時点では眩暈・ふらつきの症状が頻繁に発生。
起立、立位保持が困難な為、
家事は座ってでなければ行う事が出来ない。日常生活における支障は多岐に渡り、
周囲の援助・配慮が必要不可欠な状態であった。障害基礎年金の請求を行い、
結果、障害基礎年金2級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
本件は初診日の確定に時間を要しました。
取得した診断書から、
当初伺っていた初診医療機関よりも前に他院を受診されていた事が判明。書類一式を取り直す事になりました。
今回の請求のようにご病歴が長い方ですと、
ご本人も覚えていない受診記録が出てくる事は往々にしてあります。その結果、初診日が遡る事もあり得ますので注意が必要です。
(保険料納付要件・障害の程度で引っかかってくる可能性があります)本件は、請求書提出から1ヶ月も掛からずに結果が判明しました。
審査の結果が分かるまで平均3ヶ月掛かりますので、
かなり早い決定です。ご依頼者さまから年金証書が届いたというご報告があるまで、
結果が判明している事に気付きませんでした。「これで安心して暮らせます。」
とご依頼者さまから喜びのお声を頂戴し、とても嬉しかったです。今後は障害年金を活用して、
ゆとりある生活を送られる事を祈念しております☆