脊椎関節炎 40代女性 障害厚生年金2級
概要
平成19年から腰痛、左足に痺れが生じるようになった。
程なく左足の麻痺、筋力低下により歩行困難になったため、受診。MRI検査により椎間板ヘルニアの末期状態であることがわかった。
担当医から入院・手術が必要と指示され手術を受けた。
術後、麻痺は回復したが、痛みは治まらなかった。徐々に体動困難となっていき、複数の医療機関を受診するも確定診断に至らず。
令和3年3月にようやく脊椎関節炎と診断された。請求時点は、自由に動くことが困難で、座位を保持する事もできない状態にまで悪化。
関節可動域が狭く、筋力低下で力も入らない。
日常生活のあらゆることが困難になっている。
疼痛は痛み止めが効かないほど辛い。
起きていられる時間もごくわずかで、寝たきりに近い状態で過ごしている。令和4年4月に障害厚生年金の請求を行う。
結果、障害厚生年金2級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
本件は、初診日が争点になる請求でした。
(参考記事:「初診日」について)✅カルテ開示請求
✅保険会社に提出した診断書を取り寄せ
✅第三者証明書の取得↑初診日を確定させるために行った事です。
初診日が曖昧なままで請求すると、【初診日不明により不支給】とされる可能性がある事から、慎重に進める必要がありました。
上記書類の内容を確認後、どのような形で請求を進めるか検討。
請求方針を組立て、提出書類の整備を行ったうえで請求を行いました。
年金機構から照会が入る事も予想していましたが、結果的に照会は入りませんでした。
無事受給権が認められ安堵した次第です。