末期腎不全 50代女性 障害基礎年金2級
概要
平成4年、第一子出産直後に尿蛋白の指摘あり。
病院を受診して検査したところ慢性腎炎と診断された。
定期的に通院し経過観察を行っていた。
その後しばらくして育児・仕事で忙しくなり通院を中断。
平成19年に受けた健康診断でクレアチニンの指摘あり。
病院で精密検査を受けたところ、膜性増殖性糸球体腎炎TypeⅢと診断され治療が開始された。
以後継続して病院を受診し経過観察を行っていたものの腎機能が徐々に悪化。
令和4年に腹膜透析導入となる。
現在の職場は立ち仕事のため、仕事終了時の疲労感・浮腫みが強い。
食事内容や運動にも制限を受けている。
常に体がだるく、疲れやすい。
令和4年9月に障害基礎年金の請求を行う。
結果、障害基礎年金2級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
ご依頼者さまは、当方へご相談される前にご自身で請求手続きを進められておりました。
当初、初診日と考えていた病院で受診状況等証明書を取得されたところ、
「妊娠中に尿蛋白の指摘あり」と、その病院を受診される前から症状があったと書かれている事を発見。どこを初診日としたら良いか分からなくなり、当方のところへご相談いただきました。
まずはヒアリングによってご病歴をイチから整理。
過去のご記憶を思い起こしていただきながら発症された時のご状況を確認。
初診日の可能性を探りました。
伺った内容から初診日の目星をつけ書類の取得作業へ移行。
実際のお手続きでは、取得していただいた医証・母子手帳に記載された記録の内容なども参考に初診日を特定しました。
書類を整備して請求したところ、当方が主張する初診日が認定。
障害基礎年金2級の決定が下りました。
無事受給権をお届けする事が出来て安堵した次第です。