広汎性発達障害 20代男性 障害基礎年金2級
概要
大学生時、校内で深く傷つく出来事があり、帰宅するなり自室に閉じこもり、そのまま通えなくなってしまった。
心配した母親がスクールカウンセラーに相談。
精神科を受診するようにとのアドバイスを受けた。
近間の精神科を受診したところ、うつ病と診断された。医師から、「また受診するように。」と言われたが、家から出たくない気持ちが強く、その後通院する事はなかった。
以後、自宅に引きこもる生活が続く。
令和4年秋から、新しい病院に移り通院再開。広汎性発達障害との診断を受け、現在に至るまで定期的に通院し、治療を受けている。
日常生活全般において母親の支援があって成り立っている状況であり、他者の介入は難しい。
不安感も強く、抑うつは日々増悪。
意欲低下や自尊心低下も認められる。こだわりも強い。
現在まで1度も就労経験はなく、今後も安定した就労は見込めない。
症状が改善する見込もなく、将来への不安が大きい。
令和5年3月に障害基礎年金の請求を行う。
結果、障害基礎年金2級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
請求人のお母さまからご相談を受け、請求代理のご依頼を受任。
お母さまとやり取りを重ねながら請求手続を進めました。
今回の請求手続きで大いに役立ったのが、お母さまが作成された発病時から現在に至るまでのエピソードや症状をまとめた資料。
病歴・就労状況等申立書は、こちらをベースに作成を行い、診断書作成依頼時にはご担当医に請求人の状態をより理解していただくための参考資料として使用させていただきました。
結果、障害基礎年金2級が認定。
お母さまのご協力があってこその決定だと思います。
無事受給権が認められて安堵しました。