パーキンソン病 50代男性 障害厚生年金3級
概要
平成25年に入って早々、字を書こうとすると筋肉がこわばる感覚を覚えた。
思うように文字が書けず、
周囲からも字が小さくて見えないと言われるようになった。徐々に症状が強くなってきたことによりこれは何かおかしいと思い、
近医を受診してみることにした。平成25年5月、近医を受診。
MRI検査をしたところ、パーキンソン病の疑いがあると言われた。
詳しい検査を行うよう勧められ、転院。
紹介された病院で詳しい検査を行ったところ、パーキンソン病と確定診断。
薬を処方され、治療が開始された。
以後現在に至るまで継続して治療を受けているが症状は徐々に進行している。
両手にこわばり、振戦の症状がある。
下肢については身体のバランスを取ることが難しく、
ふらつきの症状が強く生じている。外出する機会が減り、活動量が低下したことでADLが著しく落ちた。
15分以上歩くと右足首の固縮が必発することから、
継続的な歩行は困難な状態となっている。障害厚生年金の請求を行い、
結果、障害厚生年金3級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
ご依頼者さまは、弊社にご相談いただく前に年金事務所・社労士事務所で相談されています。
その際、
「そもそも歩いてここまで来れる人はムリです。
言い方が悪いのですが、寝たきりにならないと貰えることは中々ないでしょう。」と言われたそうです。
こちらは不適切な発言だと思います。
歩ける・歩けないだけで障害年金受給の有無を判断出来るものではありません。
障害年金の認定基準に【寝たきりにならないと貰えない】と規程されてはおりません。
相談を受ける側は、障害認定基準で規定されている内容に照らし合わせて、
適切なアドバイスを行って然るべきと考えます。