キアリ奇形1型を伴う脊髄空洞症・CRPS 30代女性 障害基礎年金1級
概要
14歳頃、右手の感覚鈍麻を自覚。
受診した病院では異常なしと言われたが、その後、疼痛・立ち眩み・頭痛・ふらつきの症状が出現。
再度病院受診しMRI検査を受けたものの異常は見当たらず。
精神科受診を促されたり仮病扱いされたため、これは体質なのだと思うようにし病院受診することなく経過していた。
28歳時、症状悪化したため病院を受診し検査を受けたところキアリ奇形に伴う脊髄空洞症と診断され治療開始。
治療の過程で右手が使えなくなりCRPS(複合性局所疼痛症候群)と診断。
CRPSは脊髄空洞症が原因と言われた。
現在に至るまで定期的な受診を続けているが状態は芳しくない。
座位保持不能・起立困難。
食事は横になった姿勢(寝ながら)でないと食べることが出来ない。
お風呂は週に1回程度しか入ることが出来ない。
右手はCRPSによる痛みと筋力低下、利き手の左手は痛みと筋力低下、震えにより物を持つ事が難しい。
右足には、もともとの脊髄空洞症の影響で運動神経麻痺が残っている。
頭部挙上すると眩暈が生じ、ほとんど臥床状態である。
毎日の頭痛に、日常生活への支障は多岐に渡り、家族のサポートが必要不可欠となっている。
令和7年7月に障害年金の請求を行う。
結果、障害基礎年金1級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
請求人が最初に身体の異変を感じたのは14歳の頃。
症状を訴え受診された病院では異常なしと言われ診断名はおりませんでした。
その後も眩暈・頭痛・立ち眩みなどの症状が出現し再度病院受診するも、異常は見られず原因不明のまま片付けられてしまいます。
それから10年以上病院受診する事なく経過し、28歳時に受診された病院にて脊髄空洞症と確定診断がおりました。
このようなケースの場合、判断に迷うのが初診日。
異常なしと言われたものの初めて症状を訴え病院を受診した14歳か。
検査により確定診断がおりた28歳か。どちらを初診日として請求するか。
こちらが本請求最大の争点でした。最終的に、
✅病院から取得した医証の内容
✅請求人からヒアリングで伺った内容 など
から、28歳を初診日とする方針に決定。必要書類を揃え提出したところ障害基礎年金1級の受給権が認定。
気になる初診日は、主張した28歳時で認められています。
想定していた通りの結果となり安堵した次第です。





