うつ病 60代女性 障害厚生年金3級
概要
平成30年夏、会社の経営方針変更がきっかけで、不眠、めまい、指の震え、味覚障害、人の話声が意味不明な音声に聞こえる、突然涙が流れるなどの症状が出現。
病院を受診したところ、うつ病と診断された。
過緊張、味覚障害、不眠、幻聴などの症状を和らげる薬を処方してもらい、治療しながら働き続けた。
しかし、良くなることはなく仕事に行くことが難しくなったため、同年秋頃に退職した。
以後、定期的に通院しているが、病状は遷延している。
入浴はエネルギーを使うため最低限になっており、外出前になんとか入っている。
外に出る気力が湧かず、外出は通院、食料の買い出しでひと月に数日程度になっている。
気力に波があり、一定量の家事を日々こなすことは難しい。
睡眠のリズムが安定せず、昼に強い眠気を感じて思うように活動できない。
身内の助けを借りて何とか日常生活を送れている状態である。
令和4年6月に障害厚生年金の請求を行う。
結果、障害厚生年金3級(遡及請求)が認められた。担当者コメント
診断書作成時の参考資料として、ご本人からヒアリングした内容を詳細にまとめた資料を作成。
通院時にご本人からご担当医へお渡しいただきました。
出来上がった診断書を確認したところ、実態に即した内容となっておりましたので安心して進める事が出来ました。
障害年金の受給可否は、診断書の内容に依存する部分が大きいです。
発症から現在までの状況をご理解いただけるよう、
診断書作成依頼時にはこうした参考資料を添付する事が有効手段の1つになると考えます。今回は遡及請求で認められた事もまた何より良かったと思います。