うつ病 40代男性 障害厚生年金2級
概要
平成22年春、転職先の職場が合わず、
人間関係のトラブル(理不尽なクレームや罵倒叱責)に悩む日々を送っていた。次第に、抑うつ・寝付きが悪い・気分の落ち込み・自殺願望などの症状が現れるようになり精神科を受診。
適応障害と診断された。
通院と服薬を開始したが症状は改善せず、職場を休職。
程なく退職に至った。その後、複数の職に就いたものの、いずれも精神的な理由により退職を余儀なくされた。
請求時点では、長期間のひきこもりによりうつ病が重症化。
入浴は2週間に1回程度。
ほぼ寝たきりの状態となり体重は10kg以上増加した。令和3年8月に障害厚生年金の請求を行う。
結果、障害厚生年金2級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
当方のブログをご覧いただいた方からのご相談です。
電話面談後、そのままご依頼となりました。
今回の請求のポイントは【初診日】
(参考記事:「初診日」について)書類を取得したところ、
当初お伝えいただいていた初診医療機関よりも前に、別の医療機関を受診されていたことが判明。これはご病歴が長い方によく見られるケースです。
ご依頼者さまの場合も、ご病歴が10年以上ある方だったので、記憶違いを起こしていたものと考えられます。
障害年金の請求では、取得した書類の内容により、当初考えていた初診日が変わる事は往々にして見られます。
初診日を特定する事は重要な意味を持ちますので、通院歴はきちんと整理しておくことが肝要です☆