躁うつ病 30代女性 障害基礎年金2級
概要
22歳で父が他界。
精神的に不安定になり、体調不良に陥った。
人前に立つとみんなが自分のことを見ているように感じ、対人恐怖の顕在化と、パニック発作が起きるようになっていた。
当時住んでいた家の近くに精神科の病院があったため、受診したところ不眠症と診断。
薬物療法が開始された。
その後転院を繰り返しながら現在もメンタルクリニックに通院継続中。
処方されている薬の効果が出ている実感が薄く、体調不良の状態が続いている。
食事の支度や他の家事は母が行ってくれている。
お風呂は3日に1回しか入れない。
掃除は全くできず、自室はゴミ屋敷状態。
お金の管理はすべて母がしてくれている。
自室に引きこもりの状態が続いており、だれにも今の状態を知られたくない。
他者との関わりが怖く、近くへの買い物さえも行くことができない。
母がいないと生活が成り立たず、これからの生活を思うとさらに不安は増すばかりである。
令和6年7月に障害基礎年金の請求を行う。
結果、障害基礎年金2級(事後重症請求)が認められた。担当者コメント
請求人の通院歴は約15年。
ご面談時に伺った内容から、障害認定日時点(=初診日から1年6ヶ月経過日)も障害状態に該当している可能性が高いと思われましたが・・
残念ながら当時通院されていた病院がカルテを破棄されていたため診断書の取得が出来ませんでした。
カルテの保存義務は5年。
5年を過ぎてしまうと、今回のようにカルテ破棄のため診断書の取得は不可能という事が起こり得ます。
ご病歴が長ければ長いほど、遡及請求を行うハードルが上がります。
障害年金の請求が可能となりましたら、出来るだけ早めに請求手続きを進められる事をお勧め致します。